ネロ祭りについて
終わってから時間が経ったけど気にせず書くぞわたしは。
気になるところがいくつかあったので。
もう先に書いてる人いるかもしれないけれども気にせず好き勝手に書きますのでヨロ!
※妄言のオンパレードなので注意※
一番気になったのは高難易度のフィナーレ。
なんか妙にすんなり倒せたから、多少の違和感はありつつも最初は何も思わなかった。
でもね。よくよく思い出してみると、ネロの名前は「バビロンの花嫁」だったし、その隣はバニヤンと少年悪漢王。
去年のネロ祭りの流れかな、くらいに思ってスルーしてしまったけれど、これ、結構ネタのオンパレードなのではないか?と気がついた。
ネロ祭りのフィナーレの1waveめ。
・バニヤン「都市作り……する?」
・ビリー「少年悪漢王」
わたし最初はこの人選って一体なんだろうと思ってた。
ストーリーの話の流れから来るパーティだったり、史実で関係があったり、他のネタがあったりで、なんやかんや繋がりのあるメンツが多かった気がするからだ。(気がするってだけで、実際は違うかもだけど。)
ネロちゃまって確か、ローマの大火にかこつけてキリスト教をこっ酷く弾圧した過去をお持ちだったと思う。
バニヤンが都市なのはわかるけど、ビリーは?と思ったんだけども、あの少年悪漢王、通常攻撃だか何だかで、こちらを「火傷」にしてきた。
ローマの大火。
都市…火傷…
都市、燃えとるやないか〜〜〜!?
さらに「バビロンの花嫁」について。
先述した、“ローマの大火をキリスト教のせいにして弾圧した”ことから、新約聖書の黙示録17節にあるバビロンの大淫婦が、ローマ帝国とその皇帝ネロの暗喩であるとされる説がある。
バビロンの大淫婦とは、神の名をけがす名で満ちた7つの頭と10本の角を持つ獣に乗った、紫と緋の衣を着て金や真珠で身を飾った女のこと。(しかも憎むべきものや不品行な汚れでいっぱいになった金の盃をお持ち)
聖書には、「地の王たちは、この女と不品行を行い、地に住む人々も、この女の不品行のぶどう酒に酔った(新約聖書 黙示録 17.2)」とある。
民数記におけるぶどう酒は、「繁栄・快楽・没落」を象徴しているとされる。
バビロンの大淫婦をローマ帝国の暗喩とする説に則れば、ネロのキリスト教弾圧を是とし、民もそれに賛同した……そのように解釈できなくもない。
更に、このバビロンの大淫婦は「大水の上にすわっている(新約聖書 黙示録 17.1)」との記述もある。
「あなたが見た水、すなわち淫婦がすわっている所は、もろもろの民族、群衆、国民、国語です。(新約聖書 黙示録 17.15)」
つまり、水とは人の集合であり国だ。それも大水というのだから、とても大きな国(それも多民族国家のような)なのだと思われる。
それを読んで、わたしは最初「アメリカ」を連想した。大国で、しかも多民族国家。
黙示録は暗喩の集合体で、予言的なものであるとされる説もある。そのため、わたしが連想したようにバビロンの大淫婦が未来のアメリカであるとする説もあるようだ。
ネロ祭りはローマからアメリカへ移った。
そしてネロの、エクストラでの「バビロンの妖婦を───」のセリフ。
史実と、現代の聖書の解釈でバビロンの大淫婦とネロの関係は切り離せない、むしろセットみたいなものなので、そういうネタが盛りだくさんなんだな…ってちょっと感嘆したりもした。
あとちょっと聖書読んでて気になるところが。
「この者どもは子羊と戦いますが、子羊は彼らに打ち勝ちます。なぜならば、子羊は主の主、王の王だからです。(新約聖書 黙示録 17.14)」
羊といえば…ということで、わたしは去年のバビロニアクリスマスのドゥムジを思い出した。未実装のキャラを既存の鯖が「役」として演じるいつものアレで、ドゥムジ役はダビデだったような。
ダビデは羊飼いだし嵌まり役だな、という当時の所感は置いておいて。
で。今回のボックスガチャの店番がドルセント・ポンドだったけれど、彼女のセリフが以前の三蔵ちゃんイベの猪八戒ダビデに似通っていて、というか思っていることが同じ、というか。今は亡き彼の関係者2人が彼に対して想いを馳せるところを、目の当たりにさせられてとても……しかも抱いた思いや評価も同じなのだなぁと…
というか彼の周りの人間、金にガメつくないか?とてもガメつい。
ただのオタクの連想ゲームでしかないけれど、結構ネタがたくさんあるのかな〜と思い、とても楽しかった。
聞くところによると、ネロちゃまの声優さんがマザーハーロット(バビロンの大淫婦の別名らしい?)役がどう、とかいうブログを書いていたらしくて、今後の伏線だったりしないかなぁとわくわくもした。
水着ネロちゃまのスキルも「7つの冠」だとかなんだとかで(いないのでわからぬ)、黙示録にも獣の頭(7こ)が王の冠───みたいなの書いてあった記憶あるな。今出先でメモとかないから確認できないけど。